(まっちゃわん ちょうじゅうぎが)
7,800円(木箱入り・税込)
最古のマンガ鳥獣戯画
日本で、もっとも古い「マンガ」とも言われる「鳥獣戯画」(ちょうじゅうぎが)。
日本の「国宝」にも指定されています。
「うさぎ」や「カエル」などの動物が絵巻の中をかけまわり、遊びつくすという斬新なアイデアとモダンな内容が特徴です。

この「鳥獣戯画」は、800年以上も前にの平安時代の末に描かれました。
にわかには、信じがたい話しですよね!
また、作者は平安時代末の高僧「鳥羽僧正 覚猷」(とばそうじょう・かくゆう)と言われています。
しかし、確証はなく、作者不明の謎の絵巻となっています。
名場面を茶碗にえがく
今回ご紹介するのは、そんな「鳥獣戯画」の抹茶碗となります。
「鳥獣戯画」は、全4巻、全長44メートルにもなる絵巻ものです。その中から、名場面をよりすぐって、ひとつの茶碗に描きました。

「鳥獣戯画」の見どころは、なんといっても、ノビノビとした筆使い。
動物たちが、遊びたわむれるユーモラスな姿が自由に描かれていところです。
命あるものが、今を楽しむ。
そんな、よろこびを描きだしています。その表現の豊かさは、日本の絵巻のなかでも、珠玉の名宝とされています。
たわむれる動物たちとのお茶時間
動物たちがユーモラスに遊びたわむれる鳥獣戯画。
そんな茶碗で一服すれば、あなたの気持ちも、きっと「ゆるやかなもの」になるでしょう。

また、少し緊張する茶会や茶事。
そんなときも、鳥獣戯画のユーモラスな絵が、お客さまの心をなごませるでょしょう。

高山寺は、日本最古の茶園
鳥獣戯画が所蔵されるのは、京都の「高山寺」(こうざんじ)。
じつは、高山寺は、「日本最古の茶園」があるところ。

中国から持ち帰った、「茶のタネ」が、高山寺の茶園に植えられました。
そこで、茶の栽培が始められたのです。
やがて、茶の栽培は高山寺から京都の宇治へ、そして日本全国へ広がっていきました。
私たちが、お茶を楽しめるのも、この「高山寺」で茶の栽培がはじめられたからこそと言えるでしょう。
抹茶碗鳥獣戯画の詳細
それでは、茶碗の詳細をご説明いたします。
あわせて、抹茶碗に描かれた 鳥獣戯画の 「名場面」を解説も解説していきましょう。
※パソコンでご覧の方は、クリックで画像拡大します。
鳥獣戯画の名場面を一碗に

茶碗に、「黒と金」をぐるりと一周塗り、絵巻ものを表現。鳥獣戯画の有名な場面を茶碗全体に描いています。
日本最古の茶園・高山寺

茶碗の左側には、「高山寺」の文字。絵巻の継ぎめには、高山寺の印が押されます。高山寺は、日本でもっとも古い茶園がある。ここから、お茶の栽培が始まった。
相撲をとるウサギとカエル

茶碗を左へ回ると、相撲をとる「うさぎとカエル」、観戦して騒ぎたてるカエルたちを描きます。鳥獣戯画のなかでも、もっとも有名な場面ですね。
猫の神官も登場

茶碗の右後ろ側には、「神官の格好をした猫とカエル」。鳥獣戯画にはめずらしい、こんな猫も登場します。
何かをたくらむ「きつね」

茶碗の内側には、「きつね」。たわむれる「うさぎ」や「カエル」を、「きつね」が見下ろしています。このように、様々な動物が登場します。
温かみある御本手

茶碗の上から見たところ。うっすらと紅色の輪が見えます。これは、「御本手」(ごほんて)といわれます。茶碗を窯で焼いたときに現れる温かみある火色となります。
鳥獣戯画の名場面を解説!
サルの下手人を捕まえろ!

茶碗の正面。悪さをした「猿の下手人」を「うさぎとカエル」が追いかけて捕まえようとする場面です。まさに、マンガの原点といえる場面です。
ユニークな構図

茶碗の左後ろ側。うさぎとカエルが相撲をとっています。本物は、体の大きさの違う「うさぎとカエル」が同じ土俵で相撲をとるというユニークな構図です。
宮廷の絵師が関与?

茶碗の右後ろ。「神官に化けた猫とカエル」が神事を行います。神事をする絵柄から、「宮廷の絵師」が描いたのでは?と言われています。
抹茶碗 鳥獣戯画の絵の配置は、以下の写真のようになっております。

セリフがない楽しさ
鳥獣戯画を楽しむポイントは、「セリフ」です。
鳥獣戯画には、セリフの「吹き出し」がありません。
「吹き出し」がないことを逆手にとって、見ているあなたに、勝手にセリフを考えさせてしまうのです。

うさぎ 「捕まえてやるっ!」
サル 「こっちだよ~捕まるもんか~!」
きつね 「バカな動物たちだな~へへっ」
あなたは、この茶碗を手にとって、どんなセリフをイメージしますか?
使いやすさへのこだわり
抹茶に最適な素材

細かく美しい「貫入」(ひび割れ模様)が入る仁清土(にんせいつち)。この日ヒビ模様があることで、茶碗表面がわずかに「ザラつき」が出ます。このザラつきで、茶せんが「シャカシャカ」となり、クリーミーな茶が、でき上がります。この仁清土は、江戸時代から抹茶碗につかわれる土となります。
茶筅を振りやすい

「100本立ての茶せん」でも、広い茶碗の内側のサイズ。茶せんを振りやすく、美味しい茶をたてられます。お客さまにもよろんでもらえます。
クリーミーな抹茶ができる

抹茶を点てるのに、昔から使われてきた最適な土の素材。茶せんを振りやすい茶碗のカタチ。クリーミーで美味しい抹茶を楽しんでください。
茶筅を振りやすい

茶会やお稽古では、「茶碗の正面」が分からなくなり、あせりますよね?でも、茶碗内側の向正面の絵が目印。そのため、茶碗正面がわかりやすくなっています。ちょっと緊張する茶会でも、あわてることは、ございません。
欠けにくい飲み口

飲み口は「玉縁」(たまぶち)で仕あげ。丸く厚みがあるため、飲み口が欠けにくい。さらに、金でフチどりもしています。
大きく見えて小ぶり

茶碗の標準サイズのの口径11.5cm×高さ8cm。茶碗の下部を、わずかに絞りこみ女性の手に乘りやすい工夫です。
安定する高台

安定感のあるゆがみのない高台。キッチリとした高台の仕あげで、畳やテーブルの上でも安定。肩の力をぬいて茶をたてられます。
作者名は「城岳」

作者名は、「城岳」(じょうがく)。 清水焼の茶道具を専門に70年以上つくり続ける「京都はしもと製陶所」のブランド。
飲み残しも美しく

「茶だまり」とは、茶碗の底の真ん中の凹み。飲み切れない、わずかな茶の残りが、この凹みに集まります。飲んだあとの茶碗も美しく見えます。
女性の手にしっくり
手にとった感じは女性の手のひらサイズの茶碗です。
口径は抹茶碗の標準サイズでも、茶碗の下のほうを少ししぼりこんだカタチ。だから、
絵柄は大きく見えても、女性の手にしっくりくるサイズ感

また、茶碗に適度な重みをもたせることで、軽すぎる茶碗にありがちな「安っぽさ」がありません。
さらに、重みが茶碗を安定させて茶をたてやすくなるのです。
この抹茶碗のサイズとカタチ、そして重さにも、茶道具専門の窯元の経験をいかしております。
商品詳細
商品名 | 抹茶碗 鳥獣戯画 ユーモラスな動物たちと過ごす「お茶の時間」 |
価格 | 木箱入り 7,800円(税込) |
作家名 | 橋本城岳(じょうがく) |
サイズ | 口径/約11.5cm 高さ/約8cm |
重 さ | 約210g |
家電対応 | 食洗機/不可❌ 電子レンジ/不可❌ |
梱包 | 木箱(桐箱)入り |
注意点 | ※ 商品はひとつひとつ手作りですが、色の濃淡やサイズのちがいは、ほぼございません。万が一お気に召さない場合は、返金保証や交換の対象とさせていただきます。 ※鉄粉(黒い点)やピンホール(透明な点)があるものは、一切排除しております。 万が一お気に召さない場合は、返金保証や交換の対象とさせていただきます。 |
窯元の直売価格でご提供
当サイトでは、窯元からの直売となっております。
そのため、清水焼の手づくりの茶道具をリーズナブルな価格でお買いもとめいただけます。

その理由は、
中間流通手数料が無料
同じ品質の製品であれば、 店頭価格のおよそ半額にて、あなたもご購入いただけます。
茶道具専門に創業70余年
当窯元は、創業から70年以上、京焼・清水焼の茶道具を専門に作りつづけております。
また、京都府陶磁器協同組合・青年部(現・副会長)に正式に所属する窯元となります。
京都府陶磁器協同組合所属

茶道具の専門の窯元

当窯元は、成形そして絵付け、
窯での焼き、発送まで
すべての工程を
おこなっております。
清水焼の職人の手しごと
職人のろくろ成形

茶碗の成形は、熟練職人のロクロ成形。ひとつひとつ丁寧にロクロで手づくりいたします。ロクロ成形は、型成形による量産品とくらべ、強度が高くなります。
厚みや重さを仕あげる

茶碗の「高台」(こうだい)や表面の削り仕あげ。この工程も職人の手しごとで、茶碗の重さや厚みを、ひとつずつ仕あげていきます。
雲母金(きらら)で下地

一度めの絵付けは、茶碗の下地。黒と「雲母金」(ウンモきん)で。雲母金の絵の具は、「きらら」と呼ばれる石から作られます。
原本の豊かな表情を再現

鳥獣戯画の原本を正確に写しとって、絵付けを行います。これによって、鳥獣戯画がもつ本来の動物たちの豊かな表情や筆運びを再現します。
炭による下書き

鳥獣戯画の原本から写しとった絵を炭でていねいに下書きをし、茶碗に写していきます。
鳥獣戯画を正確に絵付け

下書きにそって、鳥獣戯画の動物たちを黒い紺色で、絵付けをします。熟練の職人でも根気のいる作業となります。
錦窯で絵を焼きつける

最後に、「錦窯」(にしきがま)と呼ばれる京焼・清水焼の独自の窯にて、絵を焼き付けます。
窯の温度は760℃以上になります。
抹茶碗づくりの熟練職人が
あなたの品物を
ひとつひとつ手づくりで
ていねいに仕あげます
当窯元の実績
おかげさまで創業より70年以上、多くのお取引さまよりご愛顧をいただいております。
高島屋京都店さま

大丸京都店さま

京都伊勢丹さま

梱包も大切なしごと
私たちは、梱包にも細心のご配慮をしております。
当商品の製造はもちろんのこと、梱包や発送にも万全の注意を払っております。
木箱入り「桐箱」
桐箱入り

桐箱には、抹茶碗の作品名と作者名。そして当窯元の印を押し納品いたします。
厚手のウレタンで包む

茶碗は、厚手のウレタンでしっかりと梱包のうえ、木箱におさめます。
木箱をしっかり梱包

茶碗を厚手のウレタンで包み、桐箱に入れます。さらに厚手のダンボールに入れて発送します。ウレタン木箱そして、ダンボールの3重に梱包しております。
会話にうれしい”しおり”

商品に添付のしおりです。作者の略歴や、茶碗の由緒、そして絵柄の説明をしております。茶会やご友人との会話にご利用ください。

木箱入りの商品の「ギフトボックスと熨斗(のし)」につきましては、以下のように承ります。
(木箱入り商品)
・ギフトボックス価格
別途300円
・熨斗(のし)
無料
・手書きメッセージカード無料
・手さげ紙袋付き
木箱入りの商品のギフトボックスは、木箱をギフトボックスに納めて発送いたします。
和紙を貼った紅白の「化粧箱」となっております。
紅白の化粧箱には、「梅結び」と言われる、水引をあしらっております。


また、熨斗(のし)は無料となります。
熨斗(のし)の種類やお名前につきましては、ご注文画面にて選択とご入力ができるようになっております。
配送につきましては以下の写真のように、ギフトボックスを「ウレタンとダンボールの外箱」に納めて発送いたします。



ギフトボックスには、当窯元のロゴマーク入りの「手さげの紙袋」が付属しております。
贈る方に、ご持参する場合はご利用ください。
また、ギフトボックスには、正式な組合員だけに与えられる「京焼・清水焼の認定シール」が貼付されております。
鳥獣戯画の「鳥獣」(ちょうじゅう)には、「長寿」(ちょうじゅ)の意味もこめらております。
そのため、「ご年配の方」や「敬老の日」の贈りものにもピッタリとなります。
おかげさまで当窯元では、
創業から70年以上、
一度も発送による破損は
ございません。
安心の返金保証
当窯元の茶道具の製造および発送には、万全の注意を払っております。
しかし、万が一配送などのトラブルでの不良品がございましたら、速やかにご連絡ください。すぐに商品を交換させていただきます。(※返送料は無料)
また、不良品以外でも、
- 商品が気に入らなかった
- 思っていたものとちがう
そんなときにも、ご連絡ください。
商品の代金を全額を返金させていただきます。(※返送料のみお客さまのご負担)
お支払いもカンタン
ご注文時のお支払いは、以下のさまざまな方法をご用意しております。
あなたのお好きなお支払い方法でお申し込みください。
・クレジットカード
自動入力補助と会員登録で次回からご入力不要
・楽天ペイ
楽天スーパーポイントが使える貯まる!
・アマゾンペイ
アマゾンIDで最短2クリックでご注文完了!
・銀行振込み
お近くのATMやネットバンキングでお支払い。
・代引き
ご自宅でお支払いです。
・NP後払い
商品が届いてから郵便局・銀行・コンビニ・ラインペイにてお支払い。
手に持つ道具は、人の手で作られたもので・・・
手に持ってお使いになる道具は、人の手で作られたもので。
なぜなら、
職人は、茶碗を作るとき、
何十回も手にとるからです。
- ロクロでつくるとき
- 削りしあげをするときも
- うわぐすりを塗るとき
- 窯に入れるとき
- 絵を付けときも

何十回も手にとって作業をするなかで、
人の手に使いやすい道具とは「どんなものか?」
がわかってくるのです。
長く大切に使える
今の世の中は、大量生産そして大量消費の時代です。
しかし、あなたもお気に入りの手づくりのものは長く大切にお使いになるでしょう。
たしかに、手づくりのものは高価です。
ですが、人の手で作られたもの、「あなたのお気に入りのもの」は、
すこし値段が高くても
あなたも大切に長く
お使いではないですか?

大切なお客さまへの
おもてなし
お稽古をする生徒さんへの
心づかい
あなたの自身のための
いやしの「お茶時間」
清水焼の手づくりのものを長く、そして大事にお使いいただければと思っております。
おかげさまで、当窯元の製品は多くの「お客さまの声」をいただき、
「長く、大切に使わせていただきます」
とのうれしいお言葉をちょうだいしております。
世界最古のマンガを一碗に
世界最古の「マンガ」といわれる「鳥獣戯画」。
800年以上も前の平安時代に、こんなユーモラスな絵巻を考えつくなんて、オドロキですね。

鳥獣戯画にはセリフは、ありません。
しかし、セリフがないことで、かえって自由にに遊びたわむれる動物たちが、私たちに語りかけてくれる気がします。
そんな、鳥獣戯画の楽しさをを、ひとつの茶碗にこめて作りました。
ユーモラスな動物たちと和む

動物たちが、絵巻のなかを縦横無尽にかけまわり、遊びつくす。
うさぎやカエル、そして猫やきつね・・・・・・
そんなユーモラスのある茶碗なら、ちょっと緊張する茶事・茶会が、もっと「和み」(なごみ)もっと楽しくなるでしょう。
ご注文は、お早めに
当窯元の製品は、工房直売ため、とてもリーズナブルな価格となっております。
ただし、手づくりのため大量生産はいたしかねます
在庫切れの場合、
製作にはかなりのお時間を
いただかねばなりません。
とくに、「季節もの」の商品は、来年まで再生産できない場合もございます。
そのため、ご注文はお早めにお願いもうしあげます。
※再入荷についてのお問い合わせは、この商品ページの最下段の「ライン・メールお問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
ラインとFAXのご注文
ご注文は、インターネットのオンライン注文が最優先となります。しかし、「ライン・FAX」でのご注文も大歓迎いたします。
ライン・FAX注文のお支払いは「銀行振込み」のみとなります。
ライン・FAXでのご注文は、以下のボタンを押してください。
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7,800円(木箱入り・税込)
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