にんせいうつし きんびしもん
9500円(化粧箱入り・税込)
※木箱(桐)は別途1500円(税込)
ご購入画面にて「木箱」をご選択ください。
※この作品は「売り切れ」となっております。
ご予約につきましては、以下のラインまたはメール・ファックスにてお問い合わせください。
こんな美しい茶碗と、どこで会えますか?
重要文化財の「色絵金銀菱文重茶碗」(いろえ・きんぎんひしもん・かさねちゃわん)のことです。
金と銀で塗られた「菱つなぎ文」。
そして文様化された「蓮弁文」(れんべんもん)が絵付けされています。「蓮弁文」とは、蓮(はす)の花びらのカタチの文様となります。
江戸時代に作られた茶碗とは、思えないほど斬新で大胆にデザインされています。
重要文化財 「色絵金銀菱文重茶碗」 MOA美術館 より引用
この茶碗の作者は、「野々村仁清」(ののむら・にんせい)。
江戸時代の陶芸家です。仁清は、京焼の色絵陶器の完成者と言われています。
野々村仁清の作品は、
- 国宝が2点
- 重要文化財20点
が認定されています。
野々村仁清は、日本史上もっとも数多くの「国宝と重要文化財」を生みだした芸術家となります。
シンプルで斬新なデザイン
シンプルにして斬新なデザインの茶碗。
「江戸時代に作られたとは思えない」
多くの美術家や陶芸家が、金菱の茶碗を見て、そう評します。
今回ご紹介するのは、野々村仁清作の重要文化財「色絵 金菱文茶碗」を当窯元で復元したものとなります。
大胆にして斬新なデザインはそのままに。
しかし、お茶のお稽古に使いやすく、おいしいお茶を点てやすくしたカタチと素材に改良。
そんな抹茶碗となっております。
シンプルに美しく「お茶の時間」を
金菱文茶碗は、全面に大きくデザインされた「菱文様」(ひしもんよう)を。
その金の菱を、赤い色でふちどり、きわだたせています。
さらに、蓮(はす)の花を文様化した「蓮弁文」(れんべんもん)を茶碗にぐるりとデザインしています。
この大胆なデザインで、野々村仁清は、「シンプルに美しい」茶碗にしたてあげたのです。
シンプルに美しい茶碗で、一年を通して豊かな時間をすごしたい。
この菱の文様は、幾何学文様のため、季節にかかわらず用いていただけるからです。
シンプルな暮らしを愛する。そんなあなたにオススメの抹茶碗となっています。
商品詳細
※パソコンでご覧の方は、クリックで画像拡大します。
金菱と蓮弁文を大胆に描く
茶碗全体に「金菱」を、ぐるりと茶碗一周して描いております。茶碗下部の「蓮弁文」も全体に一周してデザイン。大胆にしてシンプルな茶碗となります。
赤いフチどりで際立つ菱
茶碗の左側。金菱を赤い絵の具でふちどり。紅色のフチどりによって、金菱の色とカタチをきわだたせているのです。
白地に大胆な装飾
茶碗の右側。野々村仁清は、白い地の色を効果的に残しました。それにより、赤でフチどった「金菱つなぎ文」と「蓮弁文」を大胆な装飾としたのです。
落ち着きのある金色
茶碗の後ろ側。金菱に使われる金の絵の具には、光沢をおさえたマットな金。テカりのない落ち着いた輝きをはなちます。
淡い火色の御本手
茶碗を上から見たところ。淡い紅色の「御本手」の火色の輪が浮かびます。茶碗の底にも 桃の花ビラがヒラヒラと散る様子を描いています。
水草の菱文様
茶碗の内側。京絵の具の「和青」(わあお・緑色)で菱文様を入れました。この菱文様は、「水草のヒシ」が文様となったもの。そのため、緑色の菱形で色づけをしました。
縄文時代からの文様
この菱文様は、日本では、はるか昔、約6000年前の縄文時代から見られる文様です。平安時代には、貴族の装束の文様としてて定着しました。
吉祥紋の菱つなぎ文
菱は、生命力が強いのです。そのため「菱つなぎ文」は、古来から吉祥紋とされてきました。子孫繁栄や五穀豊穣(ごこくほうじょう)への願いがこめられています。。
使いやすさへのこだわり
正面がわかりやすい
「内側の桜の絵が目印」になり、茶碗を清めるときにも、正面がわかりやすくなっています。お客さまに出すときにも、正面を間ちがいません。
飲み口を金で引き締める
飲み口は「口金」(くちきん)で仕あげ。茶碗内側の白と外側の赤を際立たせて引きしまったデザインとなります。
茶せんを振りやすい
100本立ての茶せんでも、余裕のある茶碗内のサイズ。茶せんを振りやすく、美味しい茶をたてられます。お客さまにもよろんでもらえます。
抹茶碗に最適な素材
本物の金菱の茶碗は、内側が黒です。しかし、茶碗内側に黒色を塗るとツルツルになります。ツルツルでは、美味しい茶を点てにくい。そのため、内側に黒の絵の具を塗らずに仕上げています。
美味しい抹茶ができる
茶碗内側に色を塗らないことで、茶碗の表面がツルツルしすぎていません。そのため、茶せんをシャカシャカ振ることができます。クリーミーで美味しい抹茶を楽しんでいただけます。
安定する高台
安定感のあるゆがみのない高台。キッチリとした高台の仕あげで、畳やテーブルの上でも安定。肩の力をぬいて茶をたてられます。
作者名は「城岳」
作者名は、「橋本城岳作」(じょうがく)。 清水焼の茶道具を専門に70年以上つくり続けております。
絵柄が大きく見える
サイズは、抹茶碗の標準より少し小さめの口径11.5cm×高さ8cm。ですが絵柄が大きく見せつつ、女性の手におさまるサイズとなっています。
女性の手にしっくり
手にとった感じは女性の手のひらサイズの茶碗です。
口径は抹茶碗の標準サイズから数ミリ小さめですが、カタチは、茶碗の下のほうをわずかにしぼりこんでいます。そのため、
絵柄は大きく見えても、女性の手にしっくりくるサイズ感となります。
男性には少し小ぶり
当窯元代表の私・橋本城岳が手に持ったところ。男性には、少し小ぶりのサイズとなります。ただし、大胆な絵柄が茶碗を大きく見せています。
女性の手におさまる
小さすぎる茶碗は絵柄と茶碗が貧弱に見えます。絵と茶碗を大きく見せつつ、茶碗の下部を少ししぼりこんだカタチで、女性の手におさまるサイズです。
また、陶器の素材は、一般の食器よりも保温性の高い土となっています。
抹茶碗の素材やカタチにも、「茶道具専門の窯元の経験」をいかしております。
商品詳細
商品名 | 抹茶碗 仁清写 金菱文 (にんせいうつし きんびしもん) |
価格 | 木箱入り(桐箱) 9800円(税込) |
作家名 | 橋本城岳(じょうがく) |
サイズ | 口径/約11.5cm 高さ/約8cm |
重 さ | 約220g |
家電対応 | 食洗機/不可 電子レンジ/不可 |
梱包 | ・紙箱入り(化粧箱) ・木箱入り(桐箱) |
注意点 | ※ 商品はひとつひとつ手作りのため、色の濃淡やサイズの違いがわずかにあります。 万が一お気に召さない場合は、返金保証や交換の対象とさせていただきます。 ※鉄粉(黒い点)やピンホール(透明な点)があるものは、一切排除しております。 万が一お気に召さない場合は、返金保証や交換の対象とさせていただきます |
窯元の直売価格でご提供
当サイトでは、窯元からの直売となっております。
そのため、清水焼の手づくりの茶道具をリーズナブルな価格でお買いもとめいただけます。
その理由は、
中間流通手数料が無料
同じ品質の製品であれば、 店頭価格のおよそ半額にて、あなたもご購入いただけます。
茶道具専門に創業70余年
当窯元は、創業から70年以上、京焼・清水焼の茶道具を専門に作りつづけております。
また、京都府陶磁器協同組合・青年部(現・副会長)に正式に所属する窯元となります。
京都府陶磁器協同組合所属
茶道具の専門の窯元
当窯元は、成形そして絵付け、
窯での焼き、発送まで
すべての工程を
おこなっております。
清水焼の職人の手しごと
職人のろくろ成形
茶碗の成形は、熟練職人のロクロ成形。ひとつひとつ丁寧にロクロで手づくりいたします。手作り独特のやさしいカタチの茶碗になるのです。
削りしあげで調整
ロクロ成形のあとは、削りしあげをします。茶碗の「厚み」や「重さ」を調整。ひとつひとつ丁寧に職人が削りあげていきます。
窯で本焼き
茶碗の成形が終われば、窯で「本焼き」をします。1250度以上の高温で茶碗を焼く。陶芸は、「炎と土の芸術」と呼ばれます。
絵のりんかくを描く
本焼きの次に、「上絵付け」(うわえつけ)の工程に入ります。上絵付けとは、茶碗表面のうわぐすりの上から絵付けをするという意味。まずは、金を用いて絵のりんかくの線を描きます。
金をムラなく塗る
続いて、絵のりんかくを取った中に、色を塗っていきます。大きな金菱の絵を油でといた純金をもちいて絵付けを行ないます。
京絵の具で色をさす
最後に、りんかくの中に、伝統の「京絵の具」で色も入れていきます。色がハミ出さないように、そして、色の厚みを間違えないように。真剣勝負の時間となります。
絵を焼きつける
絵付けが終われば、窯に入れて焼成します。焼く温度は、760度ほどになります。窯詰めは、職人として焼き上がりが、とても楽しみな瞬間です。
錦窯
「錦窯」(にしきがま)にて絵を焼き付けます。焼きあがると、錦のように鮮やかな色絵が浮かびあがることから、錦窯と呼ばれます。
抹茶碗づくりの熟練職人が
あなたの品物を
ひとつひとつ手づくりで
ていねいに仕あげます
当窯元の実績
おかげさまで創業より70年以上、多くのお取引さまよりご愛顧をいただいております。
高島屋京都店さま
大丸京都店さま
京都伊勢丹さま
梱包も大切なしごと
私たちは、梱包にも細心のご配慮をしております。
当商品の製造はもちろんのこと、梱包や発送にも万全の注意を払っております。
また、ギフトボックスもご用意しております。
化粧箱
化粧箱は、無料となっております。
京都「寿紙工」製
箱の表面に、薄紅色と白の美しい和紙をはった化粧箱です。
京焼清水焼の認定シール
京焼・清水焼の正式な組合員だけに与えられる認定シール付き。
2重に梱包
化粧箱をダンボール箱に入れて発送。2重の箱にて梱包。割れる心配はございません。
木箱入り(桐箱)
木箱は、別途1500円(税込)となります。
ご購入画面にて「木箱」をご選択ください。
木箱(桐)
木箱は「桐箱」となっております。
木箱は別途1500円(税込)となります。
木箱ご希望の場合は、
「ご購入画面」にて木箱をご選択ください。
おかげさまで当窯元では創業から約80年、発送による破損はございません。
・価格 500円(税込)
木箱+ギフトボックスの場合は合計2000円(税込)となります。
・熨斗(のし)無料
※熨斗の種類・お名前は、ご購入画面下部の「備考欄」にご記入ください。
・手書きメッセージカード 無料
メッセージはご購入画面下部の「備考欄」にご記入ください。
※メッセージは20文字程度まで
・手さげ紙袋 無料
※ギフトボックスは、ご購入画面にて「ギフトボックス」をご選択ください。
化粧箱のギフトボックス
化粧箱(紙箱)入りの商品のギフトボックスは、以下の写真のようになります。
紅白の和紙で作られた京都寿紙工製の化粧箱。
「梅結び」のおめでたい水引をあしらっております。
木箱のギフトボックス
木箱(桐)入りの商品のギフトボックスは、木箱を化粧箱のギフトボックスに納めて発送いたします。
「木箱入りのギフトボックス」は、ご購入画面にて「木箱」と「ギフトボックス」の両方をご選択ください。
+木箱1500円(税込)
+ギフトボックス500円(税込)
+合計2000円(税込)
木箱(桐)
木箱は「桐箱」となっております。
木箱は別途1500円(税込)となります。
木箱ご希望の場合は、
「ご購入画面」にて木箱をご選択ください。
おかげさまで当窯元では創業から約80年、発送による破損はございません。
木箱をさらに紅白の「化粧箱」の中におさめます。
化粧箱には、「梅結び」と言われる、水引をあしらっております。
※ご購入画面にて「木箱」と「ギフトボックス」をご選択ください。
※ギフトには、納品ご請求書などは梱包されません。
配送につきまして
配送につきましては以下の写真のように、ギフトボックスを「ウレタンとダンボールの外箱」に納めて発送いたします。
おかげさまで当窯元では、
創業から70年以上、
一度も発送による破損は
ございません。
安心の返金保証
当窯元の茶道具の製造および発送には、万全の注意を払っております。
しかし、万が一配送などのトラブルでの不良品がございましたら、速やかにご連絡ください。すぐに商品を交換させていただきます。(※返送料は無料)
また、不良品以外でも、
- 商品が気に入らなかった
- 思っていたものとちがう
そんなときにも、ご連絡ください。
商品の代金を全額を返金させていただきます。(※返送料のみお客さまのご負担)
写真で確認サービス
お客さまに実際にお届けする作品の写真を発送前にお送りいたします。
お届けの前にご購入・キャンセルをお選びいただけます。
手に持つ道具は、人の手で作られたもので・・・
手に持ってお使いになる道具は、人の手で作られたもので。
なぜなら、
職人は、茶碗を作るとき、
何十回も手にとるからです。
- ロクロでつくるとき
- 削りしあげをするときも
- うわぐすりを塗るとき
- 窯に入れるとき
- 絵を付けときも
何十回も手にとって作業をするなかで、
人の手に使いやすい道具とは
「どんなものか?」
がわかってくるのです。
長く大切に使える
今の世の中は、大量生産そして大量消費の時代です。
しかし、あなたもお気に入りの手づくりのものは長く大切にお使いになるでしょう。
たしかに、手づくりのものは高価です。
ですが、人の手で作られたもの、「あなたのお気に入りのもの」は、
すこし値段が高くても
あなたも大切に長く
お使いではないですか?
大切なお客さまへの
おもてなし
娘さまの初節句や、女性への
贈りもの
あなたの自身のための
いやしの「お茶時間」
清水焼の手づくりのものを長く、そして大事にお使いいただければと思っております。
おかげさまで、当窯元の製品は多くの「お客さまの声」をいただき、
長く大切に使わせていただきます
とのうれしいお言葉をちょうだいしております。
華やかにシンプルな姫宗和
この色絵金銀菱文重茶碗は、茶人「金森宗和」(かなもり・そうわ)が野々村仁清に依頼して製作されました。
金森宗和とは、安土桃山時代から江戸時代初期の茶人。宗和流茶道の祖となります。
茶人・金森宗和。やわらかく優美な茶風は「姫宗和」と呼ばれた。
画像は「ウィキペディア」 より引用
宗和の、やわらかく優美な茶風は「姫宗和」と呼ばれ、京都の公家たちに愛されました。
この茶碗は、徳川の二代将軍・秀忠の娘であり、後水尾天皇(ごみずおてんのう)の皇后である「徳川和子」(とくがわ・まさこ)に宗和から贈られた茶碗です。
また、この茶碗の見どころは、絵のデザインだけではございません。
茶碗を「均一な厚みと繊細(せんさい)に作る技」には、職人の私であっても感嘆させられます。
茶碗作者の野々村仁清は、「ロクロの名手」とも言われておりました。
400年前のシンプルモダン
この野々村仁清作の金銀菱文重茶碗は、「雑誌カーサ」にも取り上げられました。
雑誌Casa 2019年11月号 より引用
宮中の女院に向けた華やかな印象だが、菱つなぎの文の下に、
蓮弁文をめぐらすなど意匠は非常に大胆だ。
雑誌Casa 2019年11月号 より引用
400年も前に作られたとは思えない、大胆かつ斬新なデザイン。
茶碗全体に、大きく描かれた「金菱文」と「蓮弁文」。
その菱と蓮の文様を、紅色でふちどって際だたせて見せる。
華やかな見えて、シンプルに美しい。
400年前のシンプルな、そしてモダンな、美しい「お茶の時間」を、あなたにお届けします。
ご注文は、お早めに
当窯元の製品は、工房直売ため、とてもリーズナブルな価格となっております。
ただし、手づくりのため大量生産はいたしかねます
在庫切れの場合、
製作にはかなりのお時間を
いただかねばなりません。
そのため、ご注文はお早めにお願いもうしあげます。
※再入荷についてのお問い合わせは、この商品ページの最下段の「ライン・メールお問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
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