抹茶碗 松灰釉 1200年の歴史をもつ釉の抹茶碗

抹茶碗 松灰釉 橋本城岳作

(まっちゃわん・まつはいゆう・はしもとじょうがくさく)

2,900円(紙箱入・税込み)

松灰釉:1200年の歴史

今回ご紹介するのは、松灰釉(まつはいゆう)の抹茶碗です。

松灰釉とは、その名のとおり「松の灰」を釉(うわぐすり)の材料として使ったものとなります。

釉(うわぐすり)とは、陶器の表面のツルツルしたガラス状のコーティング。

「抹茶碗 松灰釉」は、釉(うわぐすり)の材料に「松の灰」を用いた茶碗

抹茶碗 松灰釉は、うわぐすりの原料に「赤松のたきぎの灰」を用いたものです。

赤松は、陶芸の窯や焼くためや、その他のためにも「たきぎ」として昔から、そして今でも使われています。

赤松には、松の樹脂(じゅし・木の油のこと)が多いため火力が強いからです。

京都で毎年お盆の時期に行われる「五山の送り火」。

この送り火にも、「赤松」のたきぎが用いられます。

京都の五山の送り火にも「赤松」のたきぎが使われる。

そもそも、釉(うわぐすり)の材料の灰は、大昔に窯の中で「たきぎ」を燃やした灰が、たまたま陶器の表面に溶け付いてガラスのようになったことが始まりです。

今から1200年前の平安時代には、「木の灰」が、釉(うわぐすり)として使われるようになりました。

灰を釉(うわぐすり)の材料とした焼きものを「灰釉」(はいゆう・かいゆう)の陶器といいます。

今回ご紹介する「抹茶碗 松灰釉」は、1200年の昔から釉(うわぐすり)の材料として今も変わらず使われている「松の灰」を使った抹茶碗となります。

千年の歴史を感じてお茶を

平安時代以前から1200年以上、陶芸の材料として使われてきた松灰。

素朴な渋めの色あいで、明るい緑の抹茶にも良く映えます。

手づくりのやさしい色の抹茶碗で、やさしいお茶時間をお過ごしください。

甘い和菓子と美味しい抹茶、そして飾り気のないシンプルで素朴な抹茶碗。

千年を超える陶芸の歴史を感じながら、「お茶の時間」をお楽しみください。

商品詳細

※パソコンでご覧の方は、クリックで画像拡大します。

渋い緑と御本手の茶碗

松灰の渋いグリーンにピンクの御本手が浮かぶ茶碗

茶碗の正面:全体的に渋めのグリーンに、ところどころピンク色の御本手(ごほんて)が浮かぶ素朴な雰囲気の茶碗です。

手におさまるカタチ

茶碗下部を絞り込んで、手におさまるカタチ

茶碗のカタチ:茶碗の下の方を少し絞りこみ、手のひらに収まるカタチとなっています。

松の灰と炎が作る緑色

赤松に含まれる鉄分と炎が織りなす色あい

茶碗の左側:渋い緑色は、赤松の木に含まれる「鉄分」による発色です。金属の鉄分が窯の炎に変化して渋いグリーンになるのです。

御本手がアクセントを

ピンクの御本手は、土に含まれる鉄分の働き

茶碗右側:ピンク色の御本手がボンヤリと浮かび景色をつくります。御本手のピンクも、陶器の土に含まれる鉄分による発色です。土と炎が作りだす不思議な色合いとなっています。

精製しない素朴な土

精製していない素朴な土の雰囲気

茶碗の後ろ側:土の材料は赤荒土。(あかあらつち)。精製されていない荒い土が素朴な雰囲気をかもしだします。

食洗機電子レンジ使用可

食洗機・電子レンジで使えて普段使いに◯

茶碗の真正面:食洗機や電子レンジでの使用も可能となっています。ご自宅で抹茶を楽しむために最適な作りとなっています。

渦巻の「茶だまり」

渦巻きのカタチの「茶だまり」。飲み残しの茶がたまるようになっている。

茶碗を真上:渦巻きの「茶だまり」が見える。飲み残しの茶が、茶だまりに集まりキレイに見える。昔の職人が考えた知恵とセンスの良さ。

窯の炎で焼いた味わい

窯で焼かれた炎のあとが手づくりの味わい。

茶碗の口元には、炎で焼かれたコゲあと。荒く素朴な土と緑灰色の地の色にピンクの御本手。土の炎の織りなす豊かな表情。

土のぬくもりを活かす

土のぬくもりが、手に伝わる。

土は、やや荒いザックリとした天然ものを使用。土に気泡が多いため保温性あります。また、土のぬくもりや風情も楽しめる一碗となっています。

清水焼窯元「城岳作」

創業70余年。清水焼窯元「橋本城岳」作

清水焼の茶道具を専門に70年以上つくり続ける「京都はしもと製陶所」。そのブランドのひとつである「城岳」(じょうがく)の陶印。

クリーミーな茶をたてやすい

茶道の経験のない人ににも、クリーミーでおいしい茶をたてやすい仕あがりです。

それは、茶碗の表面の素材に理由があります。

この茶碗の表面に少しザラつきがあります。このザラザラした素材のため、茶せんを振る際にシャカシャカとなります。

そのため、茶が泡だちやすくなるのです。

シャカシャカ泡立つ

茶碗の表面が少しザラザラしていると、茶せんが「シャカシャカ」となり、抹茶が泡立ちやすくなります。

クリーミーで美味しい抹茶

茶道の経験のない、あなたでも、クリーミーで美味しい抹茶をたてやすくなります。

美味しいお茶を楽しむ工夫

茶せんが振りやすい

100本立の茶せんも振りやすい

「100本立ての茶せん」でも、余裕のある見込み(内側)のサイズ。茶せんを振りやすいので、しっかりと美味しい茶をたてられます。

口当たり良い飲み口

ややシャープな飲み口で口当たりが良い。

飲み口は、ややシャープに仕上げています。手荒扱うと飲み口の欠けやすさがありますが、口当たりの良い茶の飲み口となります。

女性におさまるサイズ

口径12センチ 高さ8センチ

茶碗サイズの標準の口径12センチ。高さ約8センチ。茶碗の下部を絞り込んで女性の手にもおさまる。

女性の手にしっくりくるサイズと重さ

茶碗のカタチにより一見大きく見えます。

茶せんを振りやすくして茶をたてやすいようにするためです。

以下の画像は、当窯元の女性職人が手に持った写真です。

女性が手にもったところ。土のぬくもりも伝わる。

しかし、茶碗の下部を少し絞ったカタチで、女性に手のひらにおさまるサイズとなっています。

また、土のぬくもりが手に伝わる優しいつくりにしております。

松灰と土と炎が作りだす。素朴で美味しい茶をたてやすい普段使いの抹茶碗
梱包も大切なしごとの見出し画像

私たちは、商品の梱包にも、細心の注意をはらっております。

化粧箱付き

化粧箱の画像

化粧箱(紙箱)にて梱包してお届けします。紺色と白の和紙の表面の美しい箱となります。

厚手のウレタンで包装

商品を白い和紙と厚手のウレタンにて包みます。その上で、化粧箱の中におさめます。

ダンボールで2重に梱包

ダンボールに入った化粧箱の画像

化粧箱の、さらにその上からダンボールで梱包します。2重の箱に入れます。破損の心配はございません。

茶碗の由来の「しおり」付き

茶碗の言われのしおりの画像

商品の添付のしおりです。作者の略歴や、茶碗の由来や意味などを説明しております。ご友人との会話にご利用ください。

ギフトボックスにつきましての見出し画像

紙箱入りの商品の「ギフトボックスと熨斗(のし)」につきましては、以下のように承ります。

ギフトボックス
(紙箱入り商品)

・ギフトボックス価格

 300円

・熨斗(のし)

 無料

・手書きメッセージカード無料

・手さげ紙袋無料

紙箱入りの商品のギフトボックスは、紅白の和紙で作られた化粧箱(けしょうばこ)となっております。

また、「梅結び」と呼ばれる、おめでたい水引をあしらっております。

ギフトボックス紙箱(のし無し)の画像
ギフトボックス紙箱の「のし無し」
ギフトボックス紙箱とのし(蝶結び)の画像
ギフトボックス紙箱の「のし有」・のしは無料。

熨斗(のし)は無料となります。

熨斗(のし)の種類やお名前は、ご注文画面にて、ご選択・ご入力できるようになっております。

配送につきましては、ギフトボックスを「ウレタンとダンボールの外箱」に納めて発送いたします。

ギフトボックスを外箱で保護。
ギフト用の手さげ紙袋の画像
ロゴ入り手さげ袋が付いています。

京焼清水焼の認定シール付き

ギフトボックスには、当窯元のロゴマーク入りの「手さげの紙袋」が付属しております。

贈る方に、ご持参する場合はご利用ください。

また、ギフトボックスには、正式な組合員だけに与えられる「京焼・清水焼の認定シール」が貼付されております。

職人の技でつくるの見出し画像

当窯元の製品は、全ての工程が自社生産。

清水焼の熟練の職人がひとつひとつ手づくりで製造しております。

職人のロクロ成形

茶道具専門の職人のロクロ成形

茶碗の成形は、職人のロクロ成形。茶道具を熟知した職人の手づくりの抹茶碗。

削り仕上げも丁寧に

茶碗の重さと厚みを丁寧に仕上げる

削り仕上げで、茶碗の重さと厚みを調整。手づくりならではの、ひとつひとつ細やかな仕上げをしております。

土と炎の芸術

炎が吹き出す窯。陶芸は、土と炎の芸術といわれます。

窯から吹き出す炎。炎に焼かれて豊かな表情を見せる焼き物。陶芸は、「土と炎の芸術」と言われます。

1200年以上の歴史

松灰の釉(うわぐすり)には、1200年以上の豊かな歴史がございます。

焼き物の原点とも言える材料でつくった茶碗。

焼き物の材料の原点「松灰」の素朴な茶碗。シンプルで豊かな時間をお過ごしください。

そんな、千年以上の歴史を感じながらシンプルながら豊かな「お茶の時間」をあなたにお届けいたします。

陶器の原点に戻って作る

こんにちは。当窯元の職人で代表の橋本城岳です。

この茶碗は、焼き物である陶器の原点に立ち返って作ったものとなります。

当窯元の代表者の画像
当窯元代表の「橋本てつじ」。

大昔の縄文時代や弥生時代の陶器には、釉(うわぐすり)がありませんでした。

土が、ムキ出しの食器です。水はもれるし、汚れはつきやすくて、しかも割れやすい。

食器として使いにくいものでした。

あるとき、窯で焼いている陶器に、窯を燃やす燃料の「たきぎの灰」が、たまたま焼き物に付いて溶けたのです。

偶然に、灰が溶け付いてガラスのようになっていたのです。

この偶然がキッカケで、平安時代になると「灰」を釉(うわぐすり)として用いるようになりました。

食器の材料としての原点とも言えるの「灰」。

「抹茶碗 松灰釉」は、陶芸の原点に立ちもどって作った一碗となります。

商品名抹茶碗 松灰釉
価格2,900円(税込)
作家名橋本城岳(じょうがく)
サイズ口径/約12cm 
高さ/約8cm
重さ約200g
家電対応食洗機/使用可◯
電子レンジ/使用可◯
梱包化粧箱(紙箱)
注意点※ 若干のサイズ・絵の色の濃淡やがございます。 商品はひとつひとつ手作りです。手作りの風合いとして、お楽しみください。
※非常に微細な鉄粉(黒い点)やピンホール(透明な点)ががまれに出ます。天然の素材を使用しているため、非常に微細なものは残る場合が、ございます。
ただし、大きなものは検品の際にすべて排除しております。

※職人のひとつひとつ手づくりのため、在庫数に限りがございます。在庫切れの場合は、製造にお時間がかかります。ご注文は、お早めにお願いいたします。

再入荷についてのお問い合わせは、この商品ページの最下段の「ライン・メールお問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

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抹茶碗 松灰釉  2,900円(税込・化粧箱入り)

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