叡山電鉄の八瀬比叡山口駅は、避暑地にあるレトロで重厚な駅

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八瀬比叡山口駅(やせ・ひえいざんぐち・えき)は、叡山電鉄(えいざん・でんてつ)の叡山本線の終着駅です。

八瀬は、京都の中心を流れる鴨川の上流にある終着駅。比叡山の入り口でもある。

京都を流れる鴨川(かもがわ)。その上流にあたるのが高野川(たかのがわ)です。

その高野川の、さらに上流の山間の避暑地といった場所にございます。

八瀬は、比叡山への西の入口でもあります。

叡山ケーブル・叡山ロープウェイを乗り継いで比叡山の山頂に行くことができるのです。

この八瀬駅は、1925年(大正14年)に開業。

大正25年開業の八瀬駅。鉄骨のドーム状の屋根が重厚でレトロな雰囲気。

終着駅に特有のドーム状の屋根がレトロな雰囲気をただよわせております。

また、楕円をモチーフにした斬新なデザインが特徴の新型列車「HIEI(ひえい)」は、2018年にお目見えしたばかりとなります。

新型列車「HIEI」(ひえい)の車内。楕円をモチーフとたデザイン

この新型列車の「HIEI(ひえい)」40分に1本だけ、始発の「出町柳駅〜八瀬比叡山口駅」を走っています。

「比叡山」や「鞍馬山」の持つ、荘厳で神秘的なイメージを楕円というモチーフで表現していると言われています。

八瀬駅前の高野川には、木造の橋があります。

八瀬駅の前の高野川にかかる木造の橋。夏にはバーベキューを楽しむ家族も多い。

高野川の河原では、夏にはバーベキューや水遊びを楽しむ家族の姿を見られます。

また、八瀬駅の周辺には、昔ながらの茶屋も数軒あります。

にしんそばや猪肉など京都らしい食事をいただくこともできるでしょう。

また、八瀬駅から徒歩5分ほどのところには、「瑠璃光院」(るりこういん)というお寺を拝観することもできます。

瑠璃光院の書院。写真の下半分は、漆で作られた写経机に写りこんだ青楓が美しい。

瑠璃光院の庭園の、いかにも涼しげな青楓(あおかえで)が書院の漆の写経机に写り込むさまが、とても美しい。

瑠璃光院は、人気の写真スポットともなっております。

ときには、クルマではなく、のんびりと列車に乗り、風景を楽しみながら小旅行を楽しむのも良いでしょうね。

瑠璃光院については、以下の記事をごらんください。

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この記事を書いた人

橋本城岳(じょうがく)

創業80年 京焼清水焼の窯元
三代目「橋本城岳」(じょうがく)
茶道具をメインに暮らしのうつわを作る。

令和4年 経済産業大臣指定工芸品
京焼清水焼「伝統工芸士」に認定

妻の内藤加奈子(作家名)も陶芸家。
京都の伏見稲荷の陶芸と和雑貨のお店「ギャラリーKACCO」(カッコ)を営む。